広島県廿日市市宮島町の宮島(厳島)の中央に聳える弥山(みせん)の北麓に位置する厳島神社を参拝。
弥山には巨石が連なり、山岳信仰の対象だったところに、推古天皇元年(594)、当地の豪族・佐伯鞍職(くらもと)が神託を受けて、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祭神として創建したと言われる。その後、平安時代末期に平清盛が、現在の海上社殿を作り上げた。
厳島神社は、日本三大の一つに数えられるものが多い。安芸の宮島が、松島と天の橋立と共に、日本三景の一つ。
海上社殿の板舞台は、四天王寺の石舞台と住吉大社の石舞台と共に、日本三舞台の一つ。
海上の高さ16mの大鳥居は、奈良の春日大社と敦賀の氣比神宮の大鳥居と共に、日本三大鳥居の一つ。
更に、市杵島姫命は、神仏習合時代は、仏教の弁財天と結びついて、隣の大願寺と一体化して、神奈川県の江島神社と滋賀県竹生島の都久夫須磨神社の弁財天と共に、日本三大弁財天の一つ。